宮城県白石市公式観光情報|一般社団法人白石市観光協会

しろいし旅カタログ

白石温麺|歴史が育んだ伝統の味

2021.09.22

温麺の由来

今から400年ほどの昔、当地白石城下に鈴木味右エ門という人がおりました。

味右エ門の父は胃を病んで床に伏しておりました。味右エ門は大変心配し、何か良い食餌療法はないかと八方手を尽くしていたところ、旅の僧から油を一切使わない麺の製法を教わりました。

さっそく、それを造り温めて父にすすめたところ、父は快方に向かい、やがて全快したということです。小麦粉を塩水でこねて造るため、舌ざわりがよく消化もよく胃にやさしいため回復を早めたのでしょう。

この親孝行の話が時の殿様に伝わり献上したところ、みちのくの人の温かい思いやりを賞で「温麺」と名付けられました。その後、近隣からも所望され製造販売するようになりました。俳人芭蕉が奥の細道をたどった元禄年間の物語です。

白石川の清い豊かな水と白石温麺の名声

白石は蔵王連峰に源を発する白石川の清い豊かな水に恵まれ、昔は、この水を利用し水車の石臼挽きの粉屋が発達しました。「温麺」の原料でもある小麦粉が豊富で、水、そして気候が温和で乾燥の地であるところから、極めて良質で食べてうまい「温麺」が製造され「温麺」の名声はいよいよ高くなったのです。

白石温麺のできるまで

うーめんのゆで方

1.大きな鍋にたっぷりの湯をわかす。(水の量は麺1束100gに対し、1.0~1.5リットル程度)
2.湯をわかしている間に、うーめんの帯をとき盆かトレイの上に置く。
3.湯が沸騰したら、うーめんをパラパラとほぐして入れ、はしでひとまぜする。
4.再び沸騰してきたら、火を弱めふきこぼれない程度にゆでる。(ゆで時間約3分)
5.ゆであがった麺は、ざるにすぐあげて大量の冷水にさらしながら、ぬめりをとる気持で軽くもみ洗いする。
6.用意した、ざるにあげる。

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