佐藤忠太郎紙子工房さとうちゅうたろうかみここうぼう
時代の流れと共に変化してきた伝統の紙子工房
「白石和紙」から作られる「紙子(かみこ)」は、軽くて柔らかく風を通さないため、戦国時代には胴服(どうぶく:後の「羽織」)や陣羽織、僧侶服や防寒着にも用いられました。現在はかつての「紙子」のような衣服に代わり、模様染めをした和紙の加工品を手がける工房が市内にあります。歴史の古い中町で呉服屋を営んでいた先代の佐藤忠太郎氏は、時代の移り変わりの中で消えかけていた「白石和紙」の技術を後世に残そうと、江戸時代に盛んだった「拓本(たくほん)による染め」と「紙布(しふ)織り」の技術の復活に尽力されました。全国を歩いて和紙に関する技術を熱心に研究したという忠太郎氏。現在、息子の渉さんの奥様が「拓本による染め」を大切に継承され、現代に生きる白石の伝統工芸品として、色鮮やかな名刺入れや小物に仕上げています。染色や紙の強度を出す「こんにゃく糊」の塗布、乾燥から模様付け、加工まで、全てが手間ひまかけた作業。手に取れば、永く愛用できる丈夫さも伝わってきます。「佐藤忠太郎紙子工房」の加工品は、女性ならではの、やわらかで華やかな色合い。気さくな奥様の話に耳を傾けながら、手に馴染む一品が購入できる工房です。
基本情報
住所 | 〒989-0224 宮城県白石市字北無双作29-2 |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
平均予算 | 500円~3,000円 |
座席数 | ー |
販売店舗 | 壽丸屋敷・粋・やまぶき亭 |
アクセス | ー |
駐車場 | 1~2台 |
電話番号 | 0224-26-3250 |
FAX番号 | 0224-26-3250 |
関連リンク | ー |
備考 | ー |