食べたいときに好きなものを

中華料理店としてのれんを構えて50年余り。古くは江戸時代初期に町が形づくられた白石市清水小路で、白石で初めて「湯麺(タンメン)」を提供し始め、以来親子二代にわたって親しまれている「芝その軒」。地域の人はもちろん、観光やビジネスで訪れた人が気軽に立ち寄れる雰囲気もあり、リピーター客の多い老舗店です。ご主人が毎日打つ麺は、手もみして二晩寝かせた熟成麺。豚や鶏、野菜などをじっくり煮込んだスープは、あっさりとして麺や具の旨みも引き立ちます。「あんかけ焼きそば」も、評判を聞きつけ足を運んだお客さんのオーダーが多いメニューの一つ。種類も豊富な中華料理を、要望や嗜好も見聞きしながら「芝その軒」オリジナルの味に仕上げています。「お客様あってのお店だから…」というご主人の一言に、食べる人への思いやりも。子どもから大人まで、一人で食べてもみんなで食べても、その和やかな雰囲気で食べる一皿におなかも十分満たされそうです。