世良修蔵の墓せらしゅうぞうのはか
戊辰戦争で殺害された長州藩士の墓
戊辰戦争において、新政府の奥羽鎮撫総督府下参謀として来仙した長州藩士・世良修蔵の墓が、伊達政宗陣場跡としても知られる白石川北岸の地にあります。会津藩は京都守護職、庄内藩は江戸市中取締として旧幕府の要職を担い、薩長と対立したために“朝敵”と新政府からの攻撃対象とされた両藩。仙台・米沢両藩の呼びかけで奥羽各藩から救済嘆願書が出されたものの、世良はあくまで武力討伐という強硬姿勢を貫いたことから、仙台藩士らの反感を買うことになります。さらに、同僚の薩摩藩・大山宛ての密書に書かれた「奥羽皆敵」という言葉に憤慨した仙台藩士らにより暗殺が計画され、福島城下の金沢屋に宿泊中に捕えられ、殺害されました。その首は白石森合の月心院に葬られましたが、明治3年にこの地に改葬され、その後墓碑が建てられました。首はこの墓地に、遺骸は殺害された福島と別々に埋葬されていたとのことですが、昭和40年代後半に世良氏の縁者が訪れた際、福島の埋葬地の土をこの地に埋め、弔ったといいます。向かって右に世良修蔵、左に同じく長州藩の勝見善太郎、松野儀助、従者繁蔵の墓があります。※市指定史跡
基本情報
住所 | 〒989-0231 宮城県白石市福岡蔵本字陣場45-4 |
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所要時間 | ー |
事前予約 | ー |
アクセス | JR東北本線白石駅よりバスで約10分(白石市民バス福岡線白石大橋下車) |
駐車場 | ー |
電話番号 | 022-422-1343 |
FAX番号 | 0224-24-5377 |
関連リンク | https://www.city.shiroishi.miyagi.jp/soshiki/30/380.html |
備考 |